大阪府箕面市の歯科医院 てらむら歯科

患者さんの顔貌、骨格、呼吸などを踏まえ、長期的に安定する治療をお約束いたします。

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2025年10月の記事:ブログページ

シニア世代に増える“オーラルフレイル”とは?

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近年、よく耳にする
「オーラルフレイル」という言葉
ご存知でしょうか?

これは
「口の機能の衰え」を指す言葉で

「オーラルフレイル」を放っておくと
食べる力や会話の力が落ち

全身の健康や
生活の質にまで影響してしまいます

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特にシニア世代では

気が付かない間に進行し
健康寿命が短くなるケースが増えています

早期発見とケアが
とても大切になってきます

この記事では
「オーラルフレイル」の基本から予防法までを
わかりやすく解説します!

 

目次

⒈オーラルフレイルとは?

⒉なぜシニア世代で増えるのか

⒊オーラルフレイルが招く全身への影響

⒋自宅でできる予防習慣

⒌歯科医院でできるサポート

⒍まとめ:お口の元気が健康寿命を延ばす

 

★「むし歯」について
こちらのブログからチェック


★「歯周病」について
こちらのブログからチェック

 

 

⒈オーラルフレイルとは?

 

フレイルとは
「身体や心の働きが少しずつ弱ってきた状態」
のことをいいます

健康と要介護のあいだのような段階で

「疲れやすい」
「体重が減った」
「歩くのが遅くなった」
「気力が落ちた」

といったサインが見られます

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放っておくと
転倒や寝たきりにつながることもあります

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対して
「オーラルフレイル」とは

口で起こるバージョンのことです

「噛む力」
「飲み込む力」
「話す力」

などが
徐々に低下する状態を指します

実はこの
「オーラルフレイル」こそ

食べる・話す・呼吸する

といった

生きるために必要な機能
「生きるの力」の衰えのサインなのです

健康寿命に直結しているのも
うなずけますよね

フレイルは
早期に気づけば回復できます!

 

初期サインとして

「食事中にむせる」
「滑舌が悪くなる」
「硬いものが噛みにくい」
「食事量が減る」

などが当てはまります

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ご家族や周りの方
自分自身に当てはまってないか
まずはチェックしてみましょう!

⒉なぜシニア世代で増えるのか

 

年齢を重ねると
歯の寿命がきてしまい歯を失った結果

合わない入れ歯で噛む回数が減ったり
噛みやすい所で噛んだり

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また、加齢により
筋力や唾液分泌量が減少することも
要因のひとつです

 

栄養バランスの乱れや
会話の減少も大きく影響します

実際に、当院でも
コロナ禍で会話が減り

オーラルフレイルが
進んだ方もおられました

シニア世代では

当たり前のようにしていた
「話す・食べる」が
できなくなる環境に直面しやすい
ということが考えられます

 

⒊オーラルフレイルが招く全身への影響

噛む力が落ちると
お肉などのタンパク質が食べにくくなり
食事量や筋肉量が減ってきます


柔らかい糖質ばかり食べていると
筋力が落ち脂肪が増え
生活習慣病になることも考えられます

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また、飲み込みの機能が
低くなってくると

誤嚥(ごえん)や
誤嚥性肺炎のリスクが増加します

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会話の減少が減ることで
社会的つながりの減少し

意欲が低下したり
認知機能の低下も起こるのです

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結果として
「フレイル から要介護」へと
進行してしまうのです

⒋自宅でできる予防習慣

オーラルフレイルは
毎日の習慣を工夫することによって
予防・改善することが可能です

 

①よく噛む

一口30回を目安に
噛む刺激で唾液分泌と筋肉を活性化できます
また味も楽しみながら食べると
満足感も得られて活力も湧きます

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②口腔体操

「あいうべ体操」
「パ・タ・カ・ラ」発音トレーニングで
口・舌・頬の筋力を鍛えましょう

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グループホームやデイケアでも
取り入れられている口腔機能訓練で

実際に、毎日取り組まれて
口の中が改善した方もおられます


★「あいうべ体操」について
こちらのブログからチェック

 

③水分と栄養をしっかり摂る

水分・タンパク質・ミネラルを
意識しましょう

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今まで当たり前に
摂れていた栄養素が不足すると
疲れ・倦怠感につながります

また、年齢とともに
唾液の量は減る傾向にあります

口を潤す習慣は
つけておいて損はないですよ


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④おしゃべりを増やす

人と話すことが
表情筋と舌のリハビリになります
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また、社会に参加することは
生きる力につながります

 

⑤口の清掃を続ける

目が見えにくくなったり
手先が動かしにくくなり…

歯磨きが面倒になる方も多いですが

歯こうが残ってしまうことで
口の中の細菌が増えてしまいます

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口を動かしにくいと
さらに口の中に食べ物が残ります

そうする
むし歯や歯周病だけでなく
誤嚥性肺炎のリスクも高まります

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また、手先を動かすことも
日々の活動につながりますよ

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⒌歯科医院でできるサポート

フレイルは
体調や喋り方
お口の中の微妙な変化など

ささいな事で
発見できることが多いです

定期的にお会いするからこそ
気がつけることもあります

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さらに、フレイルになる前から

検診とクリーニングで
口腔環境を維持していくことで

オーラルフレイル
予防することもできます

オーラルフレイルかどうか
自分ではよくわからない方は


近年では
「口腔機能評価」も
保険で行えるようになっています

定期的に
口腔機能を評価して
記録することで

口の機能が
目に見えて分かるのでおすすめです

⒍まとめ:お口の元気が健康寿命を延ばす


口の機能を守ることは
食べる・話す・笑う
生きる喜びを支えます
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結果的に
全身の健康維持につながります

 

歯科医院での定期チェックと
自宅での小さな習慣の積み重ねが
「健康長寿」を叶えるポイントです

 

気になることがあれば
ぜひお気軽にご相談くださいね♪

 

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以上です

てらむら歯科では
定期的な検診・クリーニングをお勧めしております

歯の健康=全身の健康です

 

 

2025年10月27日 09:00

噛み合わせが悪いとどうなる?不正咬合の原因とセルフケア・治療法

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「歯並びが少し悪いだけだから」
と思って放っていませんか?

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実は、歯並びや噛み合わせの悪さは

見た目だけでなく
虫歯・歯周病・顎関節症など

さまざまなトラブルを
引き起こす原因になります

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さらに近年では
うつ伏せ寝や口呼吸、舌癖といった

生活習慣の乱れが
噛み合わせを悪化させる
ケースが増えています

噛み合わせの悪化を
そのままにしておくと

噛む力のバランスが崩れ
歯の寿命を縮めることにもつながります

 

この記事では
噛み合わせの悪化の原因から
放置した場合のリスク

さらに
予防方法や歯科での治療方法まで

歯科衛生士の視点で
わかりやすく解説します

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「歯並びは関係ない」
と思っていた方も

この記事を読むことで
正しい噛み合わせは健康と直結していると
感じていただけるはずです



ぜひ、チェックしてみてください!

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目次

⒈不正咬合とは?

⒉不正咬合の主な原因

⒊不正咬合が引き起こすトラブル

⒋不正咬合の予防とセルフケア

⒌まとめ:早めのケアで健康な噛み合わせを守ろう

 

 

★「虫歯」について
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★「歯周病」について
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★「8020」について
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⒈不正咬合とは?

不正咬合とは
歯並びや噛み合わせが
正常な位置からずれている状態のことで

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見た目だけではなく
歯や顎に無理な負荷をかけずに
噛めることが見分けるポイントです

不正咬合があると
年齢を重ねていった時に

「噛む・話す・飲み込む」といった機能に
影響が出る方が多いです

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程度は
軽度から重度まで個人差があり

自分で判断するのは
難しいケースもあります

歯科医院で早期発見をし
適切に対応することが重要なのです

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近年は
姿勢や舌の力の衰えから
顎の成長不良になる方が多く

正常咬合の方が珍しい
現場でも感じることが多いです

⒉不正咬合の主な原因

不正咬合の原因は、以下の4つです
 

・遺伝的要因:顎の大きさ・歯のサイズの不調和

・生活習慣:指しゃぶり、頬杖、舌癖、うつ伏せ寝、口呼吸など

・乳歯のむし歯や早期喪失:永久歯の位置ずれを引き起こす

・姿勢や成長環境:猫背や柔らかい食事が顎の発育を妨げる

いずれも乳幼児期から
影響が出る要因が多いです

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大人になっても
こういった習慣のある方は
なくすように工夫しましょう

また、遺伝的な要因については
避けることは難しいですが

ご家族に不正咬合がある方は
早めに矯正の準備をするなど

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諦めずに対処することで
状況はかなり変わってくるのです

 

⒊不正咬合が引き起こすトラブル

不正咬合があると
様々なトラブルを引き起こしてしまいます

 

①清掃不良による虫歯・歯周病リスクの上昇

重なり合った歯は汚れが残りやすく
炎症の原因になります

虫歯や歯周病にかかると
寿命は短くなる傾向があります

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②噛み合わせの偏りによる顎関節や筋肉への負担

噛み合わせの悪さから
片側噛みをしたり

前歯が噛み合わない歯並びで
常に奥歯を使っていたりすると


顎の痛みや肩こり、頭痛を
引き起こすこともあります


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③発音への影響

噛み合わせが不十分だと
機能する部分が少なくなり

よく噛めずに丸飲みすることで
胃腸への負担増したり

歯のアーチが
ガタガタしていると
発音しづらさにもつながります


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④歯が割れるリスク

噛み合わせのバランスが悪いと
特定の歯に負荷がかかり、割れてしまうことも

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厚生労働省の調査では
8020達成者の8割は
正常咬合であったというデータもあります

それぐらい
噛み合わせというのは
健康に影響を与えるものなのです

 

⒋不正咬合の予防とセルフケア

それでは
不正咬合は予防できるのか?

結論、できます

環境によって起こる
不正咬合については

乳幼児期から
注意をすることで防ぐことができます

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遺伝的な不正咬合については
難しいですが


不正咬合にならないよう
早めに取り組んでおくことで

矯正の治療内容が
変わることもありえます

不正咬合にならないよう
気をつけることは、以下の3つです


 

①鼻呼吸を意識

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口呼吸になると
舌の位置が下に落ちてしまいます

舌が上顎につかないことで
内側から広がる力がかからず

顎が狭くなってしまう子が
非常に多いです

鼻炎やアレルギーがある場合は
耳鼻科と連携をとって
治していく必要があります

 

②舌の位置を整える

食べ物が柔らかくなり
舌の筋力が落ちている子が多いです

「スポット」と呼ばれるくぼみに
舌をつけることが大切です

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「舌先を上顎につける」
正しい舌位を練習しましょう

 

③頬杖、うつ伏せ寝などの習慣をなくす
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外側からの力によって
歯並びや顎の歪みが生じてしまいます
早めに治すことが大切です

 

⒌まとめ:早めのケアで健康な噛み合わせを守ろう

不正咬合は
放置すると見た目以上に
歯の寿命や全身の健康に影響を与えます

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噛み合わせの悪さは
歯や顎だけでなく身体のバランス
健康寿命にまで関係しています

不正咬合を根本的に治すには
矯正治療が必要になるため
早期発見が何より重要です

 

毎日の姿勢や呼吸
舌の使い方などの意識で
将来の「噛める力」を守ります

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気になる症状がある方は
自己判断せずに
歯科医院で噛み合わせチェックを受けましょう!

 

気になることがあれば
ぜひお気軽にご相談くださいね♪

 

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以上です

てらむら歯科では
定期的な検診・クリーニングをお勧めしております

歯の健康=全身の健康です

 

 

2025年10月20日 09:00

80歳で20本の歯を保つ人の共通点|咬合と歯列の意外な関係

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「8020運動」
というのをご存知でしょうか?

これは
「80歳になっても自分の歯を20本以上保つ」
という国民的な目標のことです

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近年、その達成率は半数を超え

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歯科医療の進歩と
予防意識の高まりが成果として現れています

 

その中で
「8020を達成した人々」を詳しく調べると
ある共通点が浮かび上がります

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それは
歯列と噛み合わせが良好であること」

一方で
歯並びや噛み合わせに問題がある方は

歯を残すことだけでなく
「噛む・話す・食べる」という
機能の維持に課題を抱えやすくなっています

 

この記事では
「8020達成者」の特徴を分析しながら

健康寿命を伸ばすための
「8020」を目指すヒントをお伝えします!

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目次
⒈「8020運動」とは?日本の現状と達成率
⒉「8020達成者」に共通する特徴
⒊噛み合わせが良い人が多い理由
⒋今後の課題 ― 「歯の数」から「機能」へ
⒌まとめ:これからの8020に必要な視点

 

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★「歯周病」について
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⒈「8020運動」とは?日本の現状と達成率


「8020運動」とは

「80歳で20本以上の自分の歯を保つ」
これを目標とした国民運動です

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1989年の発足当初は
達成率10%未満だった数値が

令和4年度の「歯科疾患実態調査」にて
約半数が達成しました!

とても良い結果なのですが
その反面、課題も浮き彫りになっています

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8020の定義は
「80歳で自分の歯が20本残っていること」

残った歯の状態については
調べられていないのが現状のため

「歯が残る=噛める・話せる」

とは限らず

歯が残っていても
噛めないという方も多いです

健康寿命のカギは
「噛めること・話せること」です

噛むことによって
・唾液が出る
・脳に刺激がいく
・食べる喜びを感じる

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話すことによって
・口の筋肉を維持できる
・コミュニケーションが取れる
・生きる力が湧く
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これが健康寿命の土台なんだと
私自身、現場で感じてきています

歯が残っていても
機能していなかったら意味がない!


歯が残るだけの「8020」でなく

「機能的8020」が
新たな課題となっているのです

 

⒉「8020達成者」に共通する特徴

「8020」を達成している方には
ある共通点があります

それは…

・歯並びが正常
・定期検診を受けている
・自宅でのセルフケアの習慣がある

この3つです

歯並びが正常というのは
見た目のことではありません

見た目は
整っているように見えても

機能的には、正常でない方も
多くいらっしゃいます

現に、私自身
見た目は気になりませんでしたが

機能的な問題から
矯正治療を始めたうちの1人です


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余談ですが

私がなぜ
矯正を決意したかというと…

下の歯が内側に寄り
噛み合わせが深くなっていました

年齢を重ねることに
歯は削れていき
もっと噛み合わせは深くなります

そうすると
顎の骨に負担がかかり

「噛むことが難しくなる未来」
が予測できました

このように
歯並びが機能的に問題があると

将来噛めなくなることに
つながりやすいのです


さらに
定期検診やセルフケアに意識がある方は
歯の知識も多い傾向にあります

早期発見、早期治療が
8020につながっているのです

 

⒊噛み合わせが良い人が多い理由

なぜ、噛み合わせが良いと
歯は残りやすくなるのでしょうか?

 

まず、歯並びが良いと
歯ブラシが簡単になるため
虫歯・歯周病リスクが下がります

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さらに
正しい噛み合わせは
咀嚼(そしゃく)時の力が
均等に分散されるため

力が特定の場所に
集中することを避けられます


逆に、噛み合わせが悪いと
力が分散されないため

特定の場所に力が集中し

歯周病が進行したり
割れたりしやすいのです

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顎関節への負担もかかってしまいます

歯並びが良いというのは
見た目だけではなく

たくさんの恩恵を
受けられるわけなんです


結果として

長期的に
噛み合わせが安定している人が

8020を達成しやすい
という傾向が見られるのです

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⒋今後の課題 ― 「歯の数」から「機能」へ

たとえ
歯が20本残せたとしても

正しい噛み合わせがなかったら

「噛みにくさ」
「顎の痛み」

などの
機能低下を招いてしまいます

これからの目標は
本数だけでなく「機能の質」にも
気をつける必要があるのです

そのために大切なのは
正しい噛み合わせを獲得すること
なのですが…

とはいえ
誰でも健康のために矯正できる
というわけではないと思います

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じゃあ、他にできることはないの??
というと、そんなことはありません

根本的に噛めなくなる原因は
「口腔機能が落ちるから」
なんですよね

噛み合わせが良いと
口腔機能は落ちにくいですが

もしそれが難しいのなら
口腔機能訓練で鍛えましょう!

オススメは
「あいうべ体操」 

道具も場所も要りません
ぜひやってみてほしいです!

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★「あいうべ体操」について
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また、歯周病やむし歯で
歯を失わないように

定期的に異常がないか
歯科医院にてメンテナンスを受けること

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これらがとても大切です

⒌まとめ:これからの8020に必要な視点

かつては
「80歳で20本の歯を残すこと」自体が
難しい時代でした

しかし、現代では
多くの人が8020を達成できるようになり

その背景には

定期的な
歯科受診やセルフケアの定着

そして
正しい噛み合わせ・歯列の安定があります

 

一方で、歯を残していても

「噛みにくい」
「力が入りにくい」
「発音しづらい」

といった機能的な問題を感じる人も
少なくありません

これからの8020運動は
「歯の本数」だけでなく
「歯の機能」を守ることが大切です

 

噛む力・話す力・笑う力を支えるために

歯科医院での定期ケアと
生活習慣の見直しを続けていきましょう!

そして、「歯が残る」だけでなく
「生涯、自分の口で食べられる」ことを目指す

新しい8020を
一緒に育てていきたいですね♪

 

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以上です

てらむら歯科では
定期的な検診・クリーニングをお勧めしております

歯の健康=全身の健康です

 

 

2025年10月13日 09:00

風邪やインフルエンザを防ぐ!口腔ケアが免疫力を高める理由

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10月になり朝晩も涼しくなり
インフルエンザの時期が近づいてきました

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ウイルス感染の予防には
「手洗い・うがい」が大切だと
よく言われますよね

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でも実は、お口の中のケアも
インフルエンザ予防に
とても重要であることをご存じでしょうか?


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口の中が
不衛生な状態だと

細菌が
インフルエンザウイルスの感染を
助けてしまうことが研究でわかっています

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この記事では
歯科衛生士の視点から

「インフルエンザと口腔ケアの関係」
をわかりやすく解説し

予防のために
今日からできるケア方法をご紹介します!


ぜひ、チェックしてみてください!

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目次

⒈インフルエンザと口腔環境の意外な関係

⒉口の中の細菌がウイルス感染を助ける理由

⒊インフルエンザ予防に効果的な口腔ケア

⒋歯科医院でできるプロケアとその効果

⒌日常生活で取り入れたい習慣

⒍まとめ:お口から全身の健康を守ろう

 

⒈インフルエンザと口腔環境の意外な関係

 

インフルエンザや風邪は
主に「飛沫感染」「接触感染」で広がります

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しかし、同じ環境にいても
かかりやすい人とかかりにくい人がいるのは
「免疫力」に差があるからです

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お口の中の状態は
「免疫力」が大きく関係しています

口腔内に細菌が多いと、
のどの粘膜が炎症を起こしやすくなり
そこからウイルスが侵入しやすい状態になります

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日本の研究でも

「高齢者施設で専門的な口腔ケアを行ったところ
 インフルエンザの発症率が有意に下がった」


という報告があります

つまり「口腔ケア=感染予防」
という新しい常識が注目されているのです

 

⒉口の中の細菌がウイルス感染を助ける理由


口の中にたまった
歯こうや舌苔(ぜったい)には
細菌が大量に存在しています

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これらの細菌がつくる酵素は
軟膜などのタンパク質を破壊します

そのことによって
ウイルスがのどや気道の粘膜に侵入するのを
手助けしてしまうのです

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つまり、お口の中が不潔だと

「ウイルスが活動しやすい=感染しやすくなる」

ということです

逆に
口腔ケアで細菌数を減らしておけば
ウイルスが体内に入り込みにくくなります

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ウイルスや細菌感染を起こした後は
お口のトラブルも起こりやすいので要注意です


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⒊インフルエンザ予防に効果的な口腔ケア


風邪やインフルエンザなどの
予防の基本は
日頃からの歯みがきです

歯ブラシだけでは
お口の中の半分も汚れが取れません

しっかり細菌を減らすには
歯間の汚れを落とす
「フロスや歯間ブラシ」も使うことが大切です

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毎日行うことで
細菌の数をかなり減らすことができます

また、舌の表面にたまった舌苔も
細菌の温床になるため
舌ブラシでのケアもおすすめです

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さらに
フッ素入りの歯みがき剤や

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殺菌効果のある
マウスウォッシュを併用すれば

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口腔内をより清潔に保つことができますよ

⒋歯科医院でできるプロケアとその効果

自宅でのケアに加えて
歯科医院での
定期的なクリーニングも効果的です

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歯科医院では
家庭でのケアでは落としきれない
「歯石」や「バイオフィルム(強固な細菌の膜)」
を落とすことができます

細菌のすみかになる
歯石や磨き残しを除去できるため
口の中の細菌を大幅に減らせます

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プロのケアは「感染症予防」という
大きなメリットもあるのです

 

⒌日常生活で取り入れたい習慣


インフルエンザ予防のためには
口腔ケアに加えて生活習慣も大切です

まず始めに
取り入れて欲しい習慣は
「こまめな水分補給」です

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唾液には抗菌作用があり
口腔内を中性に保つ役割があります

乾燥すると
唾液が減ってしまうため
細菌やウイルスが増えやすくなります

さらに、水分をしっかり取っていると
自律神経の働きも良くなります

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規則正しい生活や睡眠の質を高めて
免疫力を維持することも重要です

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⒍まとめ:お口から全身の健康を守ろう

 

インフルエンザや
風邪の予防と聞くと

「手洗い・うがい」
真っ先に思い浮かびますが

実はお口のケアも
大切な予防法なのです

口腔内に細菌が多いと
ウイルスがのどや気道に侵入しやすくなり
感染リスクが高まります

「口腔ケアは、全身の健康を守る第一歩」

そう考えると
毎日の歯みがきが

これまで以上に
意味のあるものに感じられるはず!

 

この冬はぜひ
「手洗い・うがい・歯みがき」を習慣にして
元気に乗り切りましょう!


 

 

気になることがあれば
ぜひお気軽にご相談くださいね♪

 

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以上です

てらむら歯科では
定期的な検診・クリーニングをお勧めしております

歯の健康=全身の健康です

 

 

2025年10月06日 09:00

てらむら歯科

所在地
〒562-0046 大阪府箕面市桜ケ丘2-4-20
電話番号
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