頭痛・肩こりの原因を突き止める!

歯科衛生士の西野です
噛むと歯が痛い、顎が重だるい
肩こり・頭痛が治らない…etc
このような症状でお悩みではないですか?
デスクワークが増えている現代社会
これらの悩みを持つ方がとても増えています
私自身も
そんな患者さんを多く見てきましたが
実は、これらの原因は自律神経かもしれません!
え…自律神経??
歯が痛い事となにか関係あるの??
そう思われますよね
実は…
自律神経が乱れると
人はバランスを取ろうとして
無意識にストレスを発散させようとします
その行為の1つがくいしばり・歯ぎしりです
上下の歯を合わせて力をかけると
一時的に、脳から幸せホルモンが出ます
ストレスが毎日蓄積されると
幸せホルモンでバランスを取ろうとします
その結果、
歯に負担がかかることにより、歯痛がするのです!
くいしばることにより
連動した筋肉が緊張することで
顎がだるい、肩こり、頭痛、そして歯痛
これらの症状が出ます
これらの根本原因は
ストレスによる自律神経の乱れなのです
このケースで
まず痛みをとるにはマウスピースがオススメです
「歯ぎしり・くいしばり」については過去記事のこちらをご覧ください♪
↓↓
https://teramura-dental.com/blog_articles/1726732426.html
今回は、痛みの原因である
自律神経について解説します
これらの症状にお困り方には、ぜひ読んで欲しいと思います!
目次
⒈自律神経とは?
⒉自律神経のセルフチェックをしよう
⒊自律神経の整え方
⒋まとめ
それでは順番に解説していきます!
⒈自律神経とは?
自律神経は、その名前の通り、身体が自律的に働く神経です
私たちがどれだけ頑張っても
止めることはおろか、強めたり緩めたりも出来ない
意思から自律した神経です
自律神経は
呼吸や体温、血圧、心拍、消化、代謝、排尿・排便など、
生きていく上で欠かせない生命活動を維持するために
24時間365日、休むことなく働き続けています
自律神経には
緊張をさせる交感神経と、リラックスさせる副交感神経があり
この2つはシーソーのような関係で働きます
日中の活動時には
交感神経が優位になり副交感神経は休みます
夜間はその逆が起こります
これらのバランスをとる事も自律神経の仕事で
ストレスにより影響が出やすい神経でもあります
睡眠不足や偏った食事習慣
近年では、PCやスマホの画面により
自律神経は乱れやすくなっており
長い期間不調が続くと、
自律神経のコントロールが効かなくなり
自律神経失調症を引き起こすことがあるのです
この病気は
一度、発症してしまうと
治すのに時間がかかる病気です
口も身体も健康に保つため、
まずは自分の状態を知ることから
始めてみて欲しいと思います!
⒉自律神経のセルフチェック
以下の症状に当てはまるものはありませんか?
○急に胸が苦しくなる、息苦しくなることがある
○便秘、下痢、腹痛がよく起こる又は続いている
○手足のしびれを感じることがある
○胸やけ、胃もたれなどによる食欲不振
○慢性的な肩こり、腰痛がある
○よく寝ているのに疲労感や倦怠感が抜けない
これらの症状が習慣的にある人は
自律神経が乱れ始めているかもしれません
自律神経とは
急に乱れ始めるものではなく、徐々に弱まっていくものです
夜になっても仕事のことで頭がいっぱいで眠れない!
という方も少なくないと思いますが

短期的になら乗り越えられても
その状態が長く続いてしまうとストレス過多になり

交感神経ばかり使ってしまい
少しずつ使える交感神経のエネルギー量が少なくなります
その結果
倦怠感、疲労感がとれないという症状が起こってきます

生活に困ることはなくても
自律神経の調子を完全に崩してしまうと
元に戻すのに時間がかかってしまいます
私自身もストレス由来で
起立性調節障害という自律神経の疾患を抱えており
その苦しみを味わった1人です
苦しかったからこそ
皆さんに自律神経のことをしっかり理解して
調子を崩すことのないように過ごして欲しいと思っています
次は、私も実践している
自律神経を整える方法をご紹介します!
ご病気の方に関しては
専門医の先生の診察を受けて、先生の指示に従うようにしてください

⒊自律神経を整える方法
自律神経が乱れると、
疲れやすくなったり、睡眠の質が低下したり、
さまざまな健康問題を引き起こすことがあります
今回は、自律神経を整えるための効果的な方法を
いくつかご紹介します
規則正しい生活習慣を心がける
「そもそも規則正しく出来なかったから、乱れたんじゃない!」
過去の私も同じことを思っていました(汗)
早寝早起き、3食しっかり食べる
そのこと自体が難しい方も多くおられると思います
そんな方にオススメなのは
朝にプロテイン、バナナそして水を飲むこと
(白湯だと最高です!)
自律神経を整えるためには、
今は朝ですよ!と身体に教えてあげる必要があります
ご飯を食べてない方は
少量でも朝ごはんを食べるようにしてみてください
胃腸が働き始めると
交感神経も反応してくれるようになります
夜は眠りにくい方もおられると思います
そんな方は次のことを意識してみてください
・カフェインは15時ごろまでにしてみる
・夕食は寝る4時間前にすませる
・入浴は寝る2時間前にすませる
・そこからは携帯はOFFにする
ポイントはこの4つです
ご病気の影響で眠れない方は
きちんと専門医の先生へ受診をしてください
あとはアロマを炊くのもオススメです
香りからリラックス効果が得られて
副交感神経が働きやすくなります
現代は眠りにくい生活になりやすいので、
気をつけて過ごしてみてください
適度な運動を取り入れる
「運動なんて時間も気力もないよ!」
そう思われる方いらっしゃると思います
過去の私はそう思っていました(汗)
そんな方は、
まずは通勤に徒歩を入れてみるのがオススメです
運動の時間を余分にとるのは
日常で動けるようになってからで良いと感じます
動けるようになってきたら
ヨガ、ストレッチ、筋トレなどの運動を始めてみると良いですよ
週に3回以上、30分程度の運動を目指して
少しずつ取り入れてみましょう!
深呼吸や瞑想を実践する
深呼吸や瞑想は、心を落ち着かせ
副交感神経を優位にするのに効果的です
ストレスがかかっていると
交感神経を使いすぎてしまいます
毎日5分でも良いので、
静かな場所で深呼吸をしたり、瞑想をする時間を作ってみましょう!
深呼吸でストレスを軽減し、
脳の酸欠状態を改善すると集中力や判断力も上がり
自律神経のバランスも整えることができます
バランスの取れた食事を心がける
忙しいと軽食で済ませてしまいがち…
私自身もそんな時期がありました(涙)
育児に時間がないからと
パンやおにぎりでご飯を済ませていた時期があって
その結果、
めまいを引き起こすことになりました…
この状態だと
タンパク質とミネラルが不足しやすくなるんです
特に自律神経には
ビタミンB群やマグネシウム、オメガ3脂肪酸が大切です
自律神経の働きをサポートする栄養素を
積極的に摂取しましょう!
バナナには
マグネシウムが豊富なのでオススメです
オメガ3脂肪酸は青魚類
サバ缶など使うとお手軽で良いですよ
十分な睡眠を確保する
寝る時間も大事ですが
睡眠の質にも気をつけてみて欲しいと思います
寝ているはずなのに
昼間に眠気があるという方は
睡眠の質が落ちているかもしれません
寝る時に口が開いてる人は
「口テープをして寝る」がオススメですよ
口テープのやり方は、
寝る前にサージカルテープを口に貼って寝る
これだけです
サージカルテープとは
ガーゼや包帯などを固定する時に使う医療用テープで
ロール状になって薬局などで販売されています
当院でも販売しておりますので
お気軽にスタッフにお尋ねくださいね
「睡眠時無呼吸症候群」も
睡眠の質を著しく下げてしまいます
口テープで改善しない方は
専門医の先生の診察を受けてみてください
まとめ
自律神経を整えることは、
健康的な生活を送るためにとても大切なことです
少し不調が続いても頑張れてしまう人ほど
見落とされやすい自律神経
少しずつでも整ってくれば
集中力も上がり、ストレスにも強くなっていきます
全てはすぐに出来なくても
出来ることから1つずつ心掛けることで
自律神経のバランスは整っていき
心身の健康を維持することができます
日常生活に取り入れやすい方法ばかりですので
ぜひ試してみてくださいね♪
今回は、以上です
てらむら歯科では
定期的な検診・クリーニングをお勧めしております
歯の健康=全身の健康です