知らないと損する!口呼吸が起こす健康リスク

歯科衛生士の西野です
皆さん
最近よくむせる、夜間にトイレで目が覚める
歯磨き頑張ってもいつも注意される…etc
このような症状でお悩みではないですか?

実は、これらの原因は口呼吸かもしれません
え!?
口呼吸に何の関係があるの??
と思われる方も多いと思いますが…

実際に当院の患者さまに
口呼吸が治ったことで
これらの悩みが解決した方が多数おられます!
そのメカニズムと
口呼吸の治し方まで徹底解説していきます☆
最後まで見ていってくださいね!
目次
⒈口呼吸のメカニズム
⒉口呼吸が引き起こすこと
⒊口呼吸の治し方
⒋まとめ
⒈口呼吸のメカニズム
口呼吸とは
鼻ではなく口を使って呼吸する状態のことです
・日中に口が開いている
・マスクが苦しくて、口で息をする
・夜間にいびきをかく
これらは全て口呼吸です
口呼吸では、空気が口から気管に入り、
鼻呼吸とは違う場所を空気が通ります
そのため、空気の加湿や浄化が行われません
例えるなら…
口呼吸は、直接に対して
鼻呼吸は、空気清浄機付きの空気を吸っている
こんなイメージです
口呼吸は
乾燥した空気が気道に入るため、
喉や扁桃腺の炎症を引き起こすことがあります
また、口呼吸では
酸素の入る量が少なくなり
その結果
体内や脳を酸欠状態(高山病状態)
にさせてしまいます
口呼吸をしていると
呼吸が浅く感じるのも、これが原因なのですね
⒉口呼吸が引き起こすこと
口呼吸が引き起こす健康リスクは、以下のとおりです
睡眠の質が落ちる
睡眠は約7時間、
それは1日の3分の1にあたります
その間、ずっと口を開けているのは
とても身体に負担がかかることなんです
口呼吸で寝てしまうと
脳が酸欠状態になってしまいます
酸欠になることで
睡眠の質も下がってしまい
・夜中にトイレで起きてしまう
・目が何度も覚める
ということが起きてきます
舌の筋肉が落ちる
舌の筋肉は
食べ物を食べたり、話をしたり
飲み込む時にも使われています
その筋肉は
口呼吸により重力に負け、力が衰えてきます
筋肉が本格的に落ちると
硬いものが食べづらくなったり
むせやすくなったりしてしまいます
免疫が落ちる
口から直接、空気を吸うことで
喉や扁桃腺が腫れやすくなります
口呼吸の人は、風邪をひきやすいのが特徴です
また肺に乾燥した空気が入ってしまうことで
免疫力もさらに落ちるのです
口が乾燥する
口が乾燥すると
歯周病、虫歯や口臭の原因になります
細菌は、乾燥した状態が大好きで
口呼吸になると活発になり始めます
高齢の方は
姿勢が前傾になりやすく、呼吸も浅く
口呼吸になりやすいです
そのため、乾燥で唾液の量も減ってくるために
急に虫歯が何本もできてしまう方もいます
小さい子は顎の成長が衰える
上顎が成長中の12歳ぐらいまでは
舌が内側から押す力で顎が広がります
その時期に、
口呼吸で舌が落ちてしまっていると
上顎が小さく育ってしまうのです
上顎が小さく育つと、八重歯になりやすくなります
日本人の歯並びは
遺伝よりも口呼吸が原因の人が
多くいらっしゃいます
⒊口呼吸の治し方
じゃあ、口呼吸ってどうやって治すの?
意識するしかないってこと??(涙)
という方もおられると思います!
治し方はズバリ
「口テープ」と「あいうべ体操」
これらがとても効果的です!
口呼吸は
舌の筋肉の衰えが原因と言われています
スマホほど重たい
舌が重力に負けてしまうと…
昼間はポカンと口が開き
夜は気管を圧迫していびきが出るのです
あいうべ体操は
舌の筋トレに最適です!
☆あいうべ体操はインスタグラムでやり方を公開中!
気になる方は登録お願いします♪↓
@teramura_dental_clinic
☆口テープについて過去記事はこちら↓
https://teramura-dental.com/blog_articles/1673160497.html
どちらも簡単&低コストなので
誰でもいつでも始められます!
あとは信じて行うのみです(笑)
ぜひ、習慣として取り入れてみてほしいです
習慣にするコツは
毎日行う行動とセットでやってみるといいですよ♪
昼間は口が開いていると気がついたら
鼻から深呼吸を意識してみてくださいね!
⒋まとめ
コロナが流行してから、マスク生活の方が増えたことで
とても多くの人が口呼吸になっています
知らない間に
口呼吸で不調を起こさないよう
ぜひ、知識をつけて
口呼吸を改善していきましょう!
以上です
てらむら歯科では
定期的な検診・クリーニングをお勧めしております
歯の健康=全身の健康です