「妊娠したい」その前に。歯周病と妊娠の意外な関係

「妊娠したいのに、なかなかうまくいかない…」
「妊活にいいことは全部やってるのに…」
そんなお悩みを抱える方へ。
もしかしたら、
「お口の中」にヒントがあるかもしれません
実は、
歯周病と不妊や早産には
深い関係がある
ということが分かっています
「歯ぐきが腫れているだけなのに
妊娠や出産に本当に関係あるの?」
そう思われる方も
多いかもしれません
実は、歯周病は
お口の中だけでなく
全身の健康に深く関わっている
と言われています
認知症・糖尿病・心臓病
誤嚥性肺炎・脳梗塞など
多くの病気と関わりがありますが
近年、注目されているのが
「不妊」や「早産」との関係です
今回は
歯周病と不妊・早産の関係について
わかりやすく解説していきます
皆さんの生活の
助けになれたら嬉しく思います
ぜひ、チェックしてみてください!
目次
⒈歯周病ってどんな病気?
⒉不妊との意外な関係
⒊早産と低体重児出産のリスク
⒋妊活の一歩は「歯ぐきのチェック」から
⒌まとめ
⒈歯周病ってどんな病気?
歯周病は
「歯を支える土台」である
歯ぐきや骨が壊れていく病気です
歯ぐきの腫れや出血など
軽い症状から始まり
進行すると
歯がグラグラして抜けてしまいます
ただ怖いのは
口の中だけの問題ではないという点です
歯周病の原因である
歯周病菌は
口の中を活動拠点にして
炎症を起こした歯ぐきの血を
エサにして増えていきます
さらに口には
無数の血管があります
歯周病菌は血管にも
毒素を使って悪さをする細菌です
そのため
血管に関わる病気は
歯周病の影響を受ける
と言われているのです
妊娠にどのように影響するのか
次に解説していきます
⒉不妊との意外な関係
歯周病は
歯ぐきに炎症を起こす病気で
細菌が増えると
炎症物質が
血液にのって全身に広がる
ことがあります
この炎症物質が
子宮や卵巣の働きに悪影響を及ぼし
妊娠しづらくなる可能性がある
と考えられています
ある研究では
歯周病のある女性は
ない女性に比べて
妊娠までに時間がかかる傾向がある
という報告もあります
「まさか、歯ぐきが
妊娠に関係するなんて…」
と思いますよね
でも、それが最近の医学では
「常識」になりつつあります
⒊早産と低体重児出産のリスク
妊娠中はホルモンの影響で
歯ぐきが腫れやすくなり
歯周病が進行しやすい時期です
歯周病が進むと
歯ぐきの炎症物質が
血液を通じて子宮に届き
「子宮の収縮を早めたり」
「破水を促してしまう」
可能性があるといわれています
その結果
低体重児出産や
早産のリスクが高まる
とされているのです
アメリカの研究では
重度歯周病のある妊婦さんは
早産のリスクが約7倍
という報告もあります
この数字は
タバコやアルコールよりも
リスクが高いのです!
「タバコやお酒よりも…⁉︎」
これは見過ごせませんよね
⒋妊活の一歩は「歯ぐきのチェック」から
妊活を始めたばかりの方も
なかなか妊娠に至らない方も
まずは
歯科医院でお口の健康チェック
を受けてみてください
特に注意したいの症状は…
・朝起きたとき、口の中がネバネバする ・歯ぐきから血が出る ・口臭が気になる ・歯ぐきが赤く腫れている |
これらはすべて
歯周病のサインかもしれません
また、妊娠中は
治療のタイミングが
限られることもあるため
妊娠前から
定期検診でケアをしておくと安心です
歯周病の予防方法
歯周病の治療をすることで早産や低体重児出産のリスクを
減らすことができます
妊娠前に歯科検診を受け
歯の状態を知っておくことが大切です
歯周病と言われたら
早めに治療を行うこと
日頃から歯磨きの習慣をつけて
再発しないように心がけると良いです
定期的に歯科検診を受けることで
歯周病を予防することもできます
⒌まとめ
妊娠を望む時期には
身体のケアはとても大切です
その中に
「お口のケア」もぜひ加えましょう!
ご自身の身体を大切にすることが
未来の赤ちゃんの
健康を守ることにつながります
当院では
子育て中のママたちも勤務中です!
ぜひ、お気軽に
定期検診でご相談くださいね
以上です
てらむら歯科では
定期的な検診・クリーニングをお勧めしております
歯の健康=全身の健康です