最近増えている!?
歯ぎしりの原因を解説!
歯科衛生士の西野です
歯ぎしりについて悩んでいる方
いらっしゃいませんか?
現代では
歯ぎしりをする人が増えてきています
患者様にも
歯ぎしりをしている方はとても多く
私自身も歯ぎしりで悩んでいるうちの1人なのです
みんなが悩んでいる
「歯ぎしり」について今日は解説していきます!
目次
1. 歯ぎしりの種類
ーグラインディング
ークレンチング
2. 歯ぎしりの原因と症状
3. 歯ぎしりが続くと起こること
4. 歯ぎしりの対策方法
5. まとめ
1.歯ぎしりの種類
歯ぎしりとは、無意識に歯を強く噛みしめたり、擦り合わせたりする行為を言います
歯を擦り合わせ「ギシギシ」と歯ぎしりをするものを
グラインディングと言います
一般的によく知られている歯ぎしりは
これだと思います
音を鳴らすほどの強い力で行うので、睡眠中に無意識に発生することが多いです
ご家族から指摘される方も多く、自覚がある方も多いのが、この歯ぎしりです
対して
歯を合わせて噛み締める歯ぎしりを
クレンチングと言います
この歯ぎしりは
日中に行われることが多いです
歯をを合わせているだけなので
無自覚で行っている方が多いのが
この歯ぎしりです
ここで質問です★
今、このブログを読んでいる
皆さんの歯はひっついていますか?
それとも離れていますか??
…
…
…
実は、顎と歯にとっての安静位は
歯と歯が2ミリ離れているのが本当の位置なのです
ひっついている人は
普段、クレンチングをしている可能性が高いです!
パソコン・スマホ・読書
お料理のお野菜を切っている時など…
人によってタイミングは様々ですが
ストレスや緊張が原因で起こりやすいのです
どちらにしても
顎や歯に大きな負担がかかるものです
2.歯ぎしりの原因と症状
歯ぎしりの原因は、以下のような要因が考えられます
ストレスと不安
精神的なストレスや不安は、歯ぎしりの主な原因の1つです
仕事や人間関係、生活の変化で、ストレスがかかることで起こります
歯ぎしりをするとドーパミンという、
ストレス発散ホルモンが分泌されるためと言われています
睡眠障害
睡眠時無呼吸症候群や不眠症などの睡眠障害があると、歯ぎしりが発生しやすくなります
歯ぎしりは睡眠の質が下がる原因にもなり、さらに疲労が溜まりまた歯ぎしりをする…というサイクルに陥りやすいのです
噛み合わせの問題
歯の噛み合わせが悪いと、
無意識に歯を調整しようとして、歯ぎしりをすることがあります
また舌が落ち込むことで、気道を確保しようと、下顎を前に出してしまう方もいます
ライフスタイル
カフェインやアルコールの過剰摂取、喫煙などの生活習慣も歯ぎしりを引き起こすことがあります
カフェインが体内から抜ける時間は、長い方で8時間もかかると言われており、睡眠時に眠りを妨げる原因となっている可能性があります
アルコールも同じぐらい分解に時間がかかるため同様です
3.歯ぎしりが続くと起こること
とはいえ…
歯ぎしりしても特に困ってないし治す必要あるの??
と思われる方もいらっしゃるかもしれません
ですがそれは大きな間違いなのです!
歯ぎしりを放置すると、以下のような影響が出ることがあります
歯の損傷
歯がすり減り、知覚過敏になったり
長年の歯ぎしりにて最悪の場合、割れたりする可能性があります
歯は完全に割れてしまうとはを抜くしかなくなってしまいます
顎関節症
顎の関節に負担がかかり、痛みや違和感を引き起こすことがあります
歯ぎしりが長年にわたると、関節の骨に変形が起こってきます
頭痛
歯ぎしりによる咬筋と呼ばれる筋肉の緊張がこめかみまで至り、頭痛を引き起こすことがあります
睡眠の質の低下
歯ぎしりは睡眠の質を低下させ、日中の疲労感や集中力の低下を招くことがあります
習慣化してしまうと、体が慣れてしまい慢性疲労へとつながります
4.歯ぎしりの対策方法
歯ぎしりを改善するための方法を
いくつかご紹介します
マウスピースの使用
歯科医が作成するマウスピースを使用することで、歯の損傷を防ぐことができます
基本的には夜間に装着しますが、日中につけても構いません
ストレス管理
ストレスを軽減するために、ストレッチやヨガがオススメです
呼吸を深くすることで、脳の酸欠状態を防ぎ集中力も高まっていきます
自分の体の異常に気付きを持てると良いですよ
噛み合わせの調整や矯正
歯科医による噛み合わせの調整や治療を受けることで、歯ぎしりを軽減できることがあります
根本解決は矯正ですが、ハードルが高い治療となるため、気になる方は歯科医または衛生士にご相談ください
生活習慣の見直し
カフェインやアルコールの摂取を控え、規則正しい生活を心がけることも効果的です
5.まとめ
歯ぎしりは多くの人が抱える問題ですが、適切な対策を行うことで改善が可能なものです
放っておくと取り返しがつかないこともありますので
もし、歯ぎしりが気になる場合は、歯科医または衛生士にご相談ください
健康な歯と快適な生活を手に入れるために、早めの対策を心がけましょう!
今回は、以上です
てらむら歯科では
定期的な検診・クリーニングをお勧めしております
歯の健康=全身の健康です
2024年10月31日 12:00