ろうそくを吹き消せない子ども?!
口腔機能発達不全って知っていますか?
固形物をうまくかめない、うまく飲み込めない、柔らかいものしか食べない、食事に時間がすごくかかるこんな子どもが増えています。アレルギー性鼻炎などの子どもの中にはろうそくが吹き消せない子どもがいます。最近の研究では子どもの口を使う機会が減少していることが関係していると考えられています。
かむ、飲む、しゃぶるがうまくできないと上顎に未発達を招き、鼻腔容積の減少をひき起こします。
子どもの顎、顔の成長はその子どものその後を左右する
この時期に口呼吸があるとその後の人生において睡眠時無呼吸症などの問題をひき起こします。鼻呼吸ができないと歯並びが悪くなったり、かぜをひきやすかったり、鼻炎アレルギー症状が出やすくなります。唇を動かすことによってお口の周りの筋肉を鍛える必要があります。
例えば風船を膨らます、口笛を吹く、ストローでブクブクするなどの遊びなどは効果があると思います。
ベロやお口の機能向上、咀嚼能力の向上には小魚やかみごたえのある食べ物を食べるようにしたり、あいうべ体操(あーいーうーと大きく口を動かし、ベーとベロを前に突き出す運動)が効果があります。
現代の子どもを取り巻く環境はコロナの影響もありマスク生活や室内でゲームやスマホで遊ぶことが多いとか昔とは大きく変化しています。
保護者の方もどのように遊ばせればいいかや食育に悩まれることがあると思います。
てらむら歯科では単にむし歯や歯肉炎(歯ぐきの病気)だけでなくその背景にある呼吸や食生活までサポートさせていただきますのでお気軽に院長、スタッフまでお問い合わせください。
院長 寺村 薫
2023年01月11日 21:28