歯並びの乱れを防ぐ!過剰歯の早期発見のためにできること

歯科衛生士の西野です
歯医者の定期検診で
レントゲン写真を撮ったとき
「かじょうし」がありますね
そう言われたご経験はありますか?
むし歯の検診に行ったのに
「かじょうし」があると言われたら
頭が真っ白になりますよね

「む、むし歯じゃないの…?」
定期検診でレントゲンを撮った時
過剰歯が見つかるケースが
しばしばあります
過剰歯は早期発見をすれば、
永久歯列に影響を及ぼすことを
予防することができます
もし、レントゲンを撮らずに
大人になってしまっていたら、状況は悪化することも
そんなことがないように
今回は過剰歯について解説します!
歯に隙間が空いている
レントゲンを撮ったことがない方
これから検診予定の方は
ぜひ「過剰歯」について、チェックしてみてください!
目次
⒈過剰歯とはなに?
⒉過剰歯の特徴・種類
⒊過剰歯の治療方法
⒋まとめ
⒈過剰歯とはなに?
過剰歯とは、
元々ある歯の数よりも、多く存在するものを指します

大人の場合、永久歯は28本(親知らずを合わせたら32本)
子どもの場合、乳歯が20本+永久歯(交換期は生えてる本数はバラバラ)

これらが本来、生えてくる本数ですが
これらよりも余分に歯が生えてくることがあるのです
また逆に少ないケースもあります
(先天性欠損と言います)
過剰歯は
通常の歯よりも小さいケースが多いですが
向きや場所が悪いと
歯が生えてくる邪魔をしたり、永久歯の根っこを溶かしたりします
過剰歯があることで
歯列不正の原因になったり、永久歯の寿命に関わるので
早期発見することがとても大切です
過剰歯の約70%は歯茎内に埋もれていて、
レントゲンで確認しないと分からないことが多いです

過剰歯の問題点
以上のことから過剰歯があると起きる問題点は大きく3つあります
❶ 歯並びや咬み合わせの悪化 ❷ 虫歯や歯周病のリスク増加 ❸ 永久歯の萌出障害 |
歯並びが悪くなることで
噛み合わせが悪くなったり
虫歯や歯周病のリスクも上がります
また根っこが吸収することで
歯周炎になると、予後が悪くなりやすいです
また、萌出障害とは
歯が生える方向や場所が正常でなくなったり、
歯が生えにくくなる状態のことです
過剰歯の原因と予防方法
過剰歯の原因は、まだはっきりと分かっていません
遺伝的要素や
歯が形成される過程で何らかの異常があったと考えられています
そのため、過剰歯が起きないように予防する方法は
現在はありません
過剰歯が歯に悪さをする前に
早期発見をすることが重要になってきます
⒉過剰歯の特徴・種類
過剰歯を早期発見するためには
どのような特徴があるのか知っておくと良いです
過剰歯の特徴
・痛みなどの症状が出ることは少ない
・上の前歯に発生しやすい
・上奥歯や下奥歯にも現れることもある
・30人に1人程度の割合で発生する
・女性よりも男性に多くみられる
・乳歯より永久歯に好発する
これらのことから、
歯医者にも慣れてくる小学校1年生ごろには
歯の数をチェックするため
レントゲン診査を受けることをお勧めしています
過剰歯の分類
順生過剰歯 | 正常な方向に向いている |
逆生過剰歯 | 逆方向に向かって生えている |
正中過剰歯 | 上前歯の間に生える |
水平埋伏歯 | 横向きに埋まっている |
これらの中で
一番多いのが正中過剰歯と呼ばれるものです
また、正中過剰歯で
逆性過剰歯ということもあります
つまり、前歯の真ん中で埋まって
かつ、逆さまに変えているということです
逆向きに生えている場合は
時間が経てば経つほど奥に向かって動こうとします
早期発見することがより重要なのです
⒊過剰歯の治療方法
次に、治療方法について解説します
治療の方法
過剰歯の治療は、抜歯することがほとんどです
局所麻酔で、30分から1時間ほどで行います
生えてる箇所によっては、口腔外科へ紹介になる場合もあります
腫れや痛みは、3日ほどみておくと良いです
旅行や行事などが被らないように
調節して予定を立ててください
永久歯に影響が出ない場合は
経過観察になることもあります
費用と保険
過剰歯の抜歯は保険適用内です
費用は3割負担の場合、3,150円程度からになります
もちろん、子ども医療証も使えます
入院が必要な場合でも、高額医療費制度が利用可能です
健康保険組合によっては
付加給付が受けられるかもしれませんので
あらかじめ確認しておきましょう
早期発見・治療が重要なため、
気になる症状があれば早めに受診してください
⒋まとめ
過剰歯は
定期検診を受けていないと
見過ごされることが多い疾患です
多くの場合は
歯の本数や位置を確認するための
レントゲン診査で発見されることが多いです
歯並びが変わった後だと
最悪、矯正治療が必要になったり
根っこに吸収を起こしてしまうと
歯が長持ちしなくなってしまいます…
改めて、レントゲンの重要度が
お分かり頂けたかと思います!
定期検診にて、
レントゲン診査を受けるようにしてください
以上です
てらむら歯科では
定期的な検診・クリーニングをお勧めしております
歯の健康=全身の健康です