噛み合わせが悪いとどうなる?不正咬合の原因とセルフケア・治療法

「歯並びが少し悪いだけだから」
と思って放っていませんか?
実は、歯並びや噛み合わせの悪さは
見た目だけでなく
虫歯・歯周病・顎関節症など
さまざまなトラブルを
引き起こす原因になります
さらに近年では
うつ伏せ寝や口呼吸、舌癖といった
生活習慣の乱れが
噛み合わせを悪化させるケースが増えています
噛み合わせの悪化を
そのままにしておくと
噛む力のバランスが崩れ
歯の寿命を縮めることにもつながります
この記事では
噛み合わせの悪化の原因から
放置した場合のリスク
さらに
予防方法や歯科での治療方法まで
歯科衛生士の視点で
わかりやすく解説します
「歯並びは関係ない」
と思っていた方も
この記事を読むことで
正しい噛み合わせは健康と直結していると
感じていただけるはずです
ぜひ、チェックしてみてください!
目次
⒈不正咬合とは?
⒉不正咬合の主な原因
⒊不正咬合が引き起こすトラブル
⒋不正咬合の予防とセルフケア
⒌まとめ:早めのケアで健康な噛み合わせを守ろう
★「虫歯」について
こちらのブログからチェック
★「歯周病」について
こちらのブログからチェック
★「8020」について
こちらのブログからチェック
⒈不正咬合とは?
不正咬合とは
歯並びや噛み合わせが
正常な位置からずれている状態のことで
見た目だけではなく
歯や顎に無理な負荷をかけずに
噛めることが見分けるポイントです
不正咬合があると
年齢を重ねていった時に
「噛む・話す・飲み込む」といった機能に
影響が出る方が多いです
程度は
軽度から重度まで個人差があり
自分で判断するのは
難しいケースもあります
歯科医院で早期発見をし
適切に対応することが重要なのです
近年は
姿勢や舌の力の衰えから
顎の成長不良になる方が多く
正常咬合の方が珍しい
現場でも感じることが多いです
⒉不正咬合の主な原因
不正咬合の原因は、以下の4つです
・遺伝的要因:顎の大きさ・歯のサイズの不調和
・生活習慣:指しゃぶり、頬杖、舌癖、うつ伏せ寝、口呼吸など
・乳歯のむし歯や早期喪失:永久歯の位置ずれを引き起こす
・姿勢や成長環境:猫背や柔らかい食事が顎の発育を妨げる
いずれも乳幼児期から
影響が出る要因が多いです
大人になっても
こういった習慣のある方は
なくすように工夫しましょう
また、遺伝的な要因については
避けることは難しいですが
ご家族に不正咬合がある方は
早めに矯正の準備をするなど
諦めずに対処することで
状況はかなり変わってくるのです
⒊不正咬合が引き起こすトラブル
不正咬合があると
様々なトラブルを引き起こしてしまいます
①清掃不良による虫歯・歯周病リスクの上昇
重なり合った歯は汚れが残りやすく
炎症の原因になります
虫歯や歯周病にかかると
寿命は短くなる傾向があります
②噛み合わせの偏りによる顎関節や筋肉への負担
噛み合わせの悪さから
片側噛みをしたり
前歯が噛み合わない歯並びで
常に奥歯を使っていたりすると
顎の痛みや肩こり、頭痛を
引き起こすこともあります
③発音への影響
噛み合わせが不十分だと
機能する部分が少なくなり
よく噛めずに丸飲みすることで
胃腸への負担増したり
歯のアーチが
ガタガタしていると
発音しづらさにもつながります
④歯が割れるリスク
噛み合わせのバランスが悪いと
特定の歯に負荷がかかり、割れてしまうことも
厚生労働省の調査では
8020達成者の8割は
正常咬合であったというデータもあります
それぐらい
噛み合わせというのは
健康に影響を与えるものなのです
⒋不正咬合の予防とセルフケア
それでは
不正咬合は予防できるのか?
結論、できます
環境によって起こる
不正咬合については
乳幼児期から
注意をすることで防ぐことができます
遺伝的な不正咬合については
難しいですが
不正咬合にならないよう
早めに取り組んでおくことで
矯正の治療内容が
変わることもありえます
不正咬合にならないよう
気をつけることは、以下の3つです
①鼻呼吸を意識
口呼吸になると
舌の位置が下に落ちてしまいます
舌が上顎につかないことで
内側から広がる力がかからず
顎が狭くなってしまう子が
非常に多いです
鼻炎やアレルギーがある場合は
耳鼻科と連携をとって
治していく必要があります
②舌の位置を整える
食べ物が柔らかくなり
舌の筋力が落ちている子が多いです
「スポット」と呼ばれるくぼみに
舌をつけることが大切です
「舌先を上顎につける」
正しい舌位を練習しましょう
③頬杖、うつ伏せ寝などの習慣をなくす
外側からの力によって
歯並びや顎の歪みが生じてしまいます
早めに治すことが大切です
⒌まとめ:早めのケアで健康な噛み合わせを守ろう
不正咬合は
放置すると見た目以上に
歯の寿命や全身の健康に影響を与えます
噛み合わせの悪さは
歯や顎だけでなく身体のバランス
健康寿命にまで関係しています
不正咬合を根本的に治すには
矯正治療が必要になるため
早期発見が何より重要です
毎日の姿勢や呼吸
舌の使い方などの意識で
将来の「噛める力」を守ります
気になる症状がある方は
自己判断せずに
歯科医院で噛み合わせチェックを受けましょう!
気になることがあれば
ぜひお気軽にご相談くださいね♪
以上です
てらむら歯科では
定期的な検診・クリーニングをお勧めしております
歯の健康=全身の健康です